旅行写真ベスト集1万枚以上撮った旅行写真の中から、好評の写真を選り抜きました。 |
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itravelforyou.com 2004年2月4日 ネパール、カトマンズの写真から 撮影: 塩野道可 |
青物屋の息子 カトマンズは バンダをしていた。 バンダとは、マオイストや学生団体などが、 町中の商店や交通機関を休業させる、一種のスト行為。 バンダ中にも関わらず、この青物屋は開店していた。 この頃にはバンダが頻繁に行われすぎていて、 まぁ、ちょっとくらいなら営業してもいいや、 という雰囲気が流れていた。 コカコーラなどは絶対飲まない私の為に、 オレンジジュースをてきぱきと絞ってくれた、 将来のお店の大将。 |
アマゾンに沸き立ち、雨を降らす入道雲 アマゾン流域で見かけた旅行客は ガイドから船、ホテルまですべてアレンジした いわゆる金持ちのパッケージ旅行客ばかりだった。 アマゾン本流は道路で言うとハイウェーみたいなもので 自然を体験するにはアマゾン支流の ジャングルに入らなければならない。 しかし個人旅行者がジャングル体験できる情報や施設は 全くといっていいほど無い。 いちかばちかで、民間のボートに乗って、 アマゾン支流に孤立した小さな村を訪ねた。 日本人が来るのが初めてだった村らしく、 村人はみんな笑顔で迎えてくれた。 |
itravelforyou.com 2005年3月19日 コロンビア、プエルト・ナリーニョの写真から 撮影: 塩野道可 |
itravelforyou.com 2004年11月17日 モロッコ、サハラ越えの写真から 撮影: 塩野道可 |
スパニッシュ・ロード モロッコ南方に位置する西サハラは 独立を目指しているが、私が行った時には、 主要な町はモロッコの管理化に置かれ、 モロッコ政府によるインフラ整備、 モロッコ人入植が盛んに行われていた。 その西サハラのさらに南の端、 モーリタニアの国境あたりは、 ノーマンズランド(誰も所有されない土地)と呼ばれている。 ここから南へ、モーリタニアに続く スパニッシュ・ロードと呼ばれる スペイン植民地時代に舗装された道がある。 何十年も放置されているので、荒れ放題、 日に日に崩れ落ち、砂漠に消えていく。 さらにこの辺りには地雷がたくさん埋めてある。 地雷を踏まないように、前の車の轍に沿って運転する。 |
標高4000mの、塩と水のマジック ウユニの塩湖は、雨季で水浸しだった。 真っ白の塩が延々と広がる平らな高地に 雨水が張っている。 この自然現象の効果は見てのとおり。 広大な塩湖に映った空が、地平線を消してしまう。 |
itravelforyou.com 2005年2月9日 ボリビア、ウユニの写真から 撮影: 塩野道可 |
itravelforyou.com 2004年6月8日 中国、ヤンショウの写真から 撮影: 塩野道可 |
漂流(ピョウリョウ) 風光明媚な川沿いの道を自転車で 何キロも上っていったのはいいが、 へとへとに疲れて、日も傾いてきて、 どうやって帰ろうか、 不安になって川辺に座り込んでいると、 ピョウリョウ、ピョウリョウ と2人連れのおばちゃんが話し掛けてくる。 疲れからかなり低下していた思考能力を駆使して 彼女らが言っていることの理解に努める。 もしかして、漂流のことかも。 予想通り、細い丸太で組まれた筏が待っていた。 筏を漕ぐ夫婦と川下りの運賃の交渉をして、 自転車を積み込み、私も筏に乗り込む。 川下までは1メートルくらいの段差(滝?)が いくつもあるが、筏でそのまま突っ込んでいく。 そのたびに筏は大きな水しぶきを上げて、 私は筏が壊れないか、心配になる。 |
アンソール色の世界 私の大好きな画家、ジェームス・アンソールの故郷を訪れた。 北海に面した港町には、 フェリーに乗ってやってきたイギリス紳士たちが カフェでビジネスランチをしている。 外の席に座るには北風が冷たすぎる。 空はいつもどおり、どんより灰色に曇っている。 丸出しになったキッチンやバスルームの壁の色までも アンソールの描く油絵と全く同じ色彩の町。 |
itravelforyou.com 2003年5月15日 ベルギー、オステンドの写真から 撮影: 塩野道可 |
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